今回、紹介する漫画は戸田誠二さん著書『音楽と漫画と人』です。
この漫画は、雑誌『音楽と人』という音楽月刊誌に
6年間にわたり連載されていたショートストーリーの漫画ですが、
コアターゲットは30歳前後の会社員らしいです。
音楽への道を選んだ人、選ばなかった人、
漫画を書き続けた人、断念した人・・・。
様々な人の人生模様を
たったの2ページの見開きで綴った
おすすめの漫画です。
どういう人生を選んだにしろ、
人は皆それなりに頑張り、苦しみ、そして喜びをも見い出している事でしょう。
そして誰も経験するであろう、ある日急に立ち止まって振り返り、
「これで良かったのだろうか・・・?」、と。
そんな人間的な惑いを優しく見守りながら描かれている点に好感が持てます。
音楽と漫画と人 |
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正直この作品の面白さは、
読んだ人にしか伝わらないと思います。
多分、好き嫌いもはっきり分かれるでしょう。
でも、もしお近くの書店などで見かけた場合は、
(多分、本屋に置いていないと思いますが・・・)
是非とも一度手にとって読んでください。
音楽をやる楽しさ、喜び、壁に突き当たる辛さ、苦しみ等、
様々な人の人生模様が垣間見えて、読んだ後に音楽が聴きたくなります。
「もうちょっとだけ、頑張ろうかな・・・?」
と、思わせてくれるような素敵な漫画です。