かもめ アングラの女王 浅川マキ
今回は「JAZZ割烹 大津屋」の
ライブでたびたび歌われるアングラの女王、
「浅川マキ」さんを紹介したいと思います。
Johnny&Friendsでよく演奏される
「かもめ」 ・「赤い橋」・「少年」
「ガソリン・アレイ」などは彼女の曲です!
黒ずくめの衣装で気だるい感じでつぶやくように唄う、一人の異色の女性歌手、
それが浅川マキです。
浅川マキは全共闘世代に支持されたアングラ歌手で、
いつも全身黒装束で歌っていました。
彼女の存在を知っている人は本当に少数派で、
長い黒髪にサングラス、黒のコートという黒づくめの歌手の唇から流れ出すのは、
全てを飲み込んだゆえの艶がある歌声でした。
LIVEステージの両脇にもお客さんを入れるのだそうですが、
そこは本人の希望で男性限定だったそうです。
【 バイオグラフィー 】
1968年、新宿の地下劇場「蠍座(さそりざ)」公演(寺山修司・演出)、
初のひとり舞台。
その折に収録された寺山作品群(「かもめ」他)及び、
自作の「夜が明けたら」等により、1970年、アルバム『浅川マキの世界』でデビュー。
ジャンルでは語れない音楽創り。ビデオ「幻の男たち」では、
数多くの優れた演奏者たちのなかで歌う、そんな有り様を観ることが出来る。
1990年代に入ってJazz・3三作品、
zero hour ゼロ・アワー・シリーズをプロデュース。
宮澤昭、トリスタン・ホンシンガー、植松孝夫、
この三氏のリード・アルバムはそれぞれに特異で非凡な作品群である。
また、浅川マキ自身のライヴ活動は常にアンダー・グラウンド・シーンを行く。
2010年1月17日公演先の名古屋にて急逝。
死因は急性心不全だそうで、彼女が敬愛していたビリー・ホリデイを彷彿させます。
当時の新聞記事がありました。
東京新聞 2010/1/19(火) 朝刊 |
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かなりのヘビースモーカーだったそうです |
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浅川マキ自身のちっちゃな時 |
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ところで浅川 マキさん歌唱の『かもめ』の二番の歌詞に関して
「ヤフー知恵袋」に面白い記事がありました。
軽快な三拍子に乗せて唄われる、凄惨な結末の歌『かもめ』。
「おいらの恋は本物で 港町の真夜中 いつもドアの前を
行ったり来たりしている だけど おいらにゃ 手が出ない~」
浅川 マキさんは↑上記の様に 二番を唄っておいでですが、
ある時 何気なく歌詞を検索したところ、
「おいらは文無しマドロス バラ買うゼニも無い だからドアの前を
行ったり来たりしても 恋した女じゃ手が出ない~」
と書かれた物が幾つか在りました。一体、どちらが正しいのでしょうか?
浅川マキのCD |
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【 ベストアンサーに選ばれた回答 】
浅川マキさんの名曲「かもめ」は、ご存知のように寺山修司さん作詞なんですが、
テーマはなんと「金のない水夫による娼婦殺人事件」を扱った歌なんです。
正規オリジナルは、
寺山修司さん作詞バージョン〝2番歌詞:マドロス版〝 を正とすべきなんですが、
なんせ「殺人」がテーマなので、
「歌詞がドギツイ」、「売春を連想させる」と会社からクレームがついてしまい、
それで一部歌詞を「やんわりと」アレンジしてるんですね。
さて、我らが .Johnny はライブの時、
どちらの歌詞で唄っていたでしょうか?
ボンヤリ聞いていた?
そんな貴方には、
「ボンクラの女王」の称号を差し上げましょう!!
正解を知りたい貴方!
足繁く「JAZZ割烹 大津屋」に通ってください。
いつか答えが分かるかも・・・(本人に聞くのが一番早い)
とりあえず「JAZZ割烹 大津屋」では閑古鳥がスイングしている状態です。
山陽小野田市近郊のみなさん、ご来店のほど宜しくお願いします。
カモネギさん、寄っといで~(笑)